胃内視鏡検査

内視鏡について


当院ではオリンパス社製の最新の内視鏡ファイバーを使用し検査を行っています。そして検査毎に、専用の内視鏡洗浄装置を使用し、ファイバーを洗浄しています。よって検査は常に洗浄された清潔な状態で行いますので安心です。


NBIとは


従来の内視鏡検査では、スペクトル幅の広い通常光を粘膜表面に照らしますが、通常光は診断に重要な粘膜表層の血管や微細模様などのコントラストを低下させるという原因となっていました。NBIは、特殊光によって粘膜の微小な血管や腫瘍の模様を強調してより詳しく観察し、小さな病変でも見落とさず発見することが可能となるシステムです。粘膜表層の毛細血管やわずかな粘膜の凸凹、深部血管などを協調して映し出すことのできるスペクトル幅の狭い光を照射することによって、微細な病変も確認しやすくなります。それによりごく初期段階でのがんの発見や、特殊光によって粘膜の微小な血管や腫瘍の模様を強調してより詳しく観察し、小さな病変でも見落とさず発見する検査に伴う患者さんの負担軽減が期待できます。

通常画像

NBI画像


日本人に多い胃がん


1960年代以降、世界的に見て減少傾向にある胃がんですが、依然として日本人には多く発症するがんです。統計によると、全がん患者さんの30%が胃がんです。また初期の胃がんは自覚症状が少ないので検査で早期がんを発見するのが最善の方法です。早期に発見し、適切な治療を行えば、胃がんは治る率の高いがんです。

上部内視鏡検査/胃の内視鏡検査の流れ


ピロリ菌の除去


40歳以上の日本人の7割がピロリ菌を持っていると言われています。ピロリ菌はいつのまにか胃の粘膜に宿り、胃の粘膜にダメージを与え、胃炎、胃潰瘍、胃がんを引き起こすものです。胃のトラブルを避けるためにも、ピロリ菌の有無を調べ、除菌することが肝要です。


胃・大腸内視鏡検査、その他診療内容について


胃内視鏡検査

当院では、特殊光によって粘膜の微小な血管や腫瘍の模様を強調し、小さな病変でも見落とさず発見することが可能なNBIの内視鏡を使用しています。

大腸内視鏡検査

10mm前後のポリープ、早期がん例ではほとんど症状はありません。そのため、便潜血反応陰性の方も、大腸内視鏡検査をお受けになることをお勧めします。

その他診療

胃腸科、肛門科、内科、外科、一般外来など各症状に対して診断及び適切な治療を施します。健康診断、人間ドック、予防接種、オンライン診療等も行っております。